下町ロケット

下町ロケット 敗因について

最大の原因

配役に問題あり

『池井戸潤先生の作品に外れナシ』と言われる超人気作家のドラマ化第二弾で、かなり期待も高く前作を越える作品になればと思っていましたが・・・

今回も、前作同様に下手過ぎる役者でもない人間を主要なポジションに据えたからでしょう。

イモトアヤコさん、古館伊知郎さん、福沢朗さん、尾上 菊之助さんの臭すぎる演技がドラマファンの反感を買いましたね。

歌舞伎界では評価されているのかもしれませんが、尾上 菊之助さんはテレビドラマでは、画面から何も伝わらずに、向いていませんね。

福沢朗さんは、酷過ぎました。見るに堪えませんでしたね。特に古館伊知郎さん、福沢朗さん、元アナウンサーは滑舌が良すぎて、セリフ感がない。報道なら感情を入れて読んではいけないのですが、芝居では、その逆なんです。このキャスティングは最低でした。

もう一つは、製品開発に取り掛かる佃製作所の姿が、殆ど省かれていた事が大きいですね。行き詰れば、殿村家の田んぼに行って新しい発想に気づくのはいいが、ものつくりの努力を見せなさすぎる演出に疑問ありでしたね。

このドラマの根本は、佃製作所という中小企業が、いかにして困難を乗り越えて、いい物作りをしていくかを、そして魅力ある企業かを描いているものです。それは、忘れて脚本を書き、殿村家にスポットを当てすぎた脚本家の責任も大きいでしょう。