初めて恋をした日に読む話  深キョン10

桃髪入学

入学願書

入学願書を見ながら質問を始める梅岡(生瀬勝久

「えっと、お名前が」と言う梅岡(生瀬勝久)を制して

「由利 匡平。 南校2年」と、やはりポケットに手を突っ込んだまま匡平(横浜流星)が答えた。

「南校ってあのミナミコウコウ」と確認する梅岡(生瀬勝久

「名前書ければ入れると噂の?」と順子(深田恭子)も聞いた。

「名前と九九」と、答える匡平(横浜流星

「九九ね。九九は大事。すっごく大事」と思わず言ってしまう順子(深田恭子

「繰り返しますけども、志望校が」とと確認する梅岡(生瀬勝久

「東京大学」と、自信満々に答える匡平(横浜流星

「パス! 塾長今まで大変お世話になりました。」と言って席を立つ順子(深田恭子)。目が点になる梅岡(生瀬勝久

「ちょっと、ちょっと春見先生。あなたそれでも講師ですか?」と引き止める梅岡(生瀬勝久

「だって東大ですよ。南校から東大入れたらギネスですよギネス。もし受かったら塾の宣伝になりますよ。塾長自ら教えたらいかがですか?」と逃げ腰の順子(深田恭子

「私は、ほら、管理職ですから」とこちらも逃げたい梅岡(生瀬勝久

「じゃあさぁ、このポスターは詐欺なわけ」と『君の夢を絶対叶える』のポスターを見て横柄な態度で言った匡平(横浜流星

「これは努力目標。前向きな励ましですよ」と逃げ腰の匡平(横浜流星

「由利君、とりあえず学力認定テストやってみて。普段勉強はどれくらいしてる?」と資料を渡しながら質問する順子(深田恭子

「してない。中学以来教科書開いてないし」と当たり前のように答える匡平(横浜流星

「努力してない事を威張るな~。これは、中3レベル、中3」と怒る順子(深田恭子

「昨日、あんなに嫌がってたのに何かあったの?」と優しく聞いてあげる順子(深田恭子

「塾には行かなくっていいって。親父ここで会ったとんでもない講師見て考えが変わったらしくてさあ。なら、このクソみてぇな塾から、東大行ってやろうかなって」と他人事のように答える匡平(横浜流星

「よし、ここからは一人の人間として話そう。今すぐ恋をしなさい!・・・」と本気で言う順子(深田恭子

「お父さんに反発したいだけでしょう。」と本音を聞く順子(深田恭子

「悪いか」と、ふてくされる匡平(横浜流星

「誰かの為とか、誰かのせいで自分の進路を決めたらダメ!」と、優しく、力強く言う順子(深田恭子

「私は、小さい時から親の言うとおり東大に入る事だけを考えて生きてきた。友達と遊べなくても男の子とデートした事なくても、東大に入ればみんなチャラになるんだって思ってた。だけど受験に失敗して人生のプランが真っ白になった時、何にもやりたい事がない自分に気が付いた。失敗するにしたって何で自分で道を選ばなかったんだろうって・・・」と自分の世界に入る順子(深田恭子

「好きなだけ暴れろって言っといて何なんだよ。結局てめえがそんなんだから俺を合格させる自信がねえだけなんだろう。クソババア!」と言って席を立つ匡平(横浜流星

匡平(横浜流星)さん、何様のつもりなんだろうか?
匡平(横浜流星)さん、深キョンにクソババアって謝れ!お付き合いされてる胡散臭い社長にも謝れ!
匡平(横浜流星)さん、横浜流星って何か暴走族みたいな名前ですやん。

順子(深田恭子)さん、真剣交際報道はマジですか?
順子(深田恭子)さん、ウエディングドレスはロリータ系で決めるんですか?
順子(深田恭子)さん、全然クソババアじゃないですからね。