市原悦子様　ご冥福をお祈りいたします。

市原悦子さん

永眠

2019年1月12日にこの世を去られました市原悦子さん。 通夜が17日、東京・青山葬儀所で行われ親交があるゴダイゴのリーダー、ミッキー吉野さんが追悼のピアノ演奏をささげました。

長く闘病生活を送ったため、「顔を見られたくない」と話し、埋葬も「暗い骨つぼに入るのも、コンクリートの墓も嫌。空の下でふわふわして眠りたい」と希望し、
市原さんは遺言によって、樹木葬で埋葬されることが分かった。親族によると、葬儀について「緑の森の中で眠りたい」と話したと言われていたそうです。

如何にも女優らしい言葉、女性らしい可愛らしさを忘れない市原さんなのだと思いました。

私達が子供の頃には、市原悦子さんと故 常田富士男さんの両名が一人で何役もの声を使い分ける独特の語りによって紹介する。『まんが日本昔ばなし』を、楽しくもあり、時には怖くもあり楽しませていただきました。

しかし、追悼番組を見ていましたら、あの辛口の故 樹木希林さんも尊敬する新劇界の大スターだったことを知りました。

テレビドラマでは、土曜ワイド劇場『家政婦は見た』のシリーズが有名ですよね。

「ごめんくださいまし～大沢家政婦紹介から参りました。」と、大きな、そして透き通るような綺麗な声で、大きなお屋敷に入り込み、隠したい事を次から次へと見事に暴いていく痛快なドラマでしたね。

都はるみさんの歌を口ずさみながら、猫にもはるみと名前を付けるところも実に凝っている演出でしたね。

私のイメージは、女優の前に女性として凛としておられ、女性らしさ、可愛らしさも忘れないが、芯のしっかりとある感じを演技から受けていました。また、絶えず笑顔を振りまいて、懐の大きい粋な姉さんと言う感じです。

そして、言葉を大切にされる方なので、ものすごく滑舌がよく聞き取りやすい話し方、綺麗な日本語を使われる方だなと思っていました。綺麗な日本語を使われる人間が少なくなってきており、特に女優の方々にはお手本にして欲しい方でしたね。

また、一人昭和から平成にかけての大女優がこの世を去った事は、すごく寂しく、残念ですが、これで先に亡くなられた旦那様とゆっくりと過ごせますね。

謹んでご冥福をお祈りいたします。