家売る女の逆襲 感想
家売る女の逆襲
キワモノの限界
キワモノキャラの三軒家 万智(北川景子)が大活躍する不動産業者が舞台のドラマです。「私に売れない家はありません。」と豪語しながらも家を売ってしまう。その存在感と意外性のあるキャラと奇想天外な販売でした。
シリーズ1では、その意表を突いた面白さから視聴率も良かったと思います。あの視聴率40%を超えた『家政婦のミタ』も『過保護のカホコ』同様ですね。『家政婦のミタ』はシーズン2の期待も高かったが、再放送すらされず伝説のドラマになりましたね。『過保護のカホコ』はシーズン2も好評でした。
『過保護のカホコ』はシリーズ1では超箱入り娘のカホコ(高畑充希)と麦野初(竹内涼真)の風変りの恋愛を軸にシリーズ2ではカホコ(高畑充希)と麦野初(竹内涼真)の結婚生活を軸に困難を愛で乗り越える作品で繋がり完結しています。
では、『家売る女の逆襲』どうでしょう?
どうしても無理やり感が残りますよね。シーズン1、甘く見てもスペシャルで話はすでに完結しています。それを、無理やり元の会社に二人(三軒家 万智(北川景子)と屋代 大(仲村トオル))そろって復帰させる事がおかしいですよね。それにキワモノキャラは一回こっきりだったら面白いが、何度もされるとマンネリ感しか残らない。
テコ入れの意味で投入した留守堂 謙治(松田翔太)これも逆効果ですよね。キワモノキャラに静のキャラをぶつけても全く無意味です。これって基本中の基本のはずなんですが・・・それどころか、三軒家 万智(北川景子)をライバル視していた足立 聡(千葉雄大)の扱いが中途半端になってしまっています。返ってイメージが悪くなってしまう俳優さんに失礼です。
家売る女の逆襲から新たに出演している鍵村 洋一(草川拓弥)と床嶋 ゆかり(長井短)のお二人。鍵村 (草川拓弥)は、少しドラマに関与していますが、床嶋(長井 短)の扱いがなさすぎませんか?何のための新戦力なのだろうか?
これなら、反って制作しなかった方が良かったですね。北川景子さんの代表作にケチを付けてしまった日本テレビドラマ制作班!
視聴率が取れれば何をしてもいいって考えがあるのでしょうね。自分で自分の首を絞めているのに築かないプロデューサーたちです。