観劇 終わりよければすべてよし

感謝 感謝 そして 感謝と涙

昨日、劇団四季さんの歌の架け橋のあと、梅田芸術劇場シアタードラマシティーで行われた「終わりよければすべてよし」を観に行きました。

実は、土曜日に予定していたのですが、大阪では土日は公演が中止なので、「モーツアルト」に続いてダメなのだと落胆していましたが、梅田芸術劇場のご配慮と演者の皆様方のご協力もあり、急遽、追加公演が決定しチケットが取れました。

鋼太郎さん始め我らが石原さとみさんら出演者の皆様方に感謝、そして当日予定外に対応をしてくださった劇場関係者の皆さんに本当に感謝しかありません。

昨年も、彩の国シェイクスピア・シリーズですが、昨年の「ジョン王」も大阪公演は中止で見れませんでした。今年こその思いをかなえてくれてありがとうございます。

真っ赤な草が舞台いっぱいに敷き詰められていて、次の瞬間、我らが石原さとみさんが一人舞台に立っていました。舞台を右に左に駆け回り、隠れて最初の一声が・・・ウム・・・声が・・・少し枯れているように感じました。 ファンは見逃しませんよ

舞台を見ると理解できるのですが、昼公演の後の夜公演で、声がかれても仕方ないかなと思いました。すごいんです。ド迫力なんです。圧倒されました。

実は舞台女優です・・・・ 石原さとみさん

テレビでも主演されていましたが、同時進行で舞台稽古もされており大変だったと思います。お稽古が大好きと公言されていた石原さとみさんですが、半端ないセリフ量なんです。しかも号泣や叱咤するするシーンもあり、一日2公演は本当に大変だったと思います、しかも、自慢のロングヘアーもこの役のためにショートにされる。まさに女優魂ですね。ショートも超絶可愛いんです。

簡単に緊急事態宣言で、公演を中止にされてしまいがちですが、演者の皆さんは感染対策をしながらの稽古もされていて、劇場関係者の皆さんも徹底的に感染対策を注意喚起されています。だからこそ、人流を止めるため簡単に公演中止しないでいただきたいと思いますよね。勿論、大阪では、未だにコロナで亡くなる方が続いているので難しいかもしれないですが・・・

この「終わりよければすべてよし」は石原さとみさんの舞台なんです。

ストーリーは、ホリプロステージサイトより引用させていただくと

舞台はフランス。ルシヨンの若き伯爵バートラムと家臣のパローレスらは、病の床にあるフランス国王に伺候するためパリに向かう。バートラムの母ルシヨン伯爵夫人の庇護を受ける美しい孤児ヘレンはバートラムに想いを寄せているが、身分違いで打ち明けられない。

ヘレンは優れた医師の父から受け継いだ秘伝の処方箋で瀕死の国王を治療し、見返りに夫を選ぶ権利を与えられる。ヘレンはバートラムを指名するが、バートラムは貧乏医師の娘とは結婚しないと断固拒否、しかし国王に𠮟責されしぶしぶ承諾する。やむを得ず結婚したもののヘレンと初夜を共にする気のないバートラムは「自分の身に着けている指輪を手に入れ、自分の子を宿さなくては夫婦にならない」と手紙で宣言し、伊フィレンツェの戦役へ赴く。

ヘレンは巡礼の旅という口実のもと、彼を追ってフィレンツェへ。そこでキャピレット未亡人の家に身を寄せ、当地でバートラムが大きな戦功を上げたこと、そしてバートラムが未亡人の娘ダイアナに求愛していることを知る。ヘレンは真の妻となるためにダイアナとキャピレット未亡人に協力してもらい、ある計画を実行に移す…。

バートラムが藤原竜也さん、ヘレンが石原さとみさん、フランス国王が吉田鋼太郎さんです。

前半のハイライト、ヘレン(石原さとみ)が、病に伏せるフランス国王(吉田鋼太郎)の病気を治して見せる・・・この交渉のお二人のやり取りすごいんです。吉田鋼太郎さんが、メリハリのついたセリフで迫力満点で、対する石原さとみさんもお腹から声が出てるんです。「恋はDeepに」のさとみさんとは全く違い、迫力も醸し出すオーラも五分で渡り合うのです。 感動しまくりでした。

吉田組の横田栄司さんも、今作品では笑かせ役に徹しておられて、実に間合いがいいんです。

正名僕蔵さんもセリフの多さは負けていませんよね。宮本裕子さんも実に美しく凛とした立ち振る舞いがお似合いでした。河内大和もいい味を出しているんですね。溝端淳平さんは・・・まいいっか。ムサシが控えているのでそちらで期待しています。ただ、ピエロは誰だったのでしょうか・・・

藤原竜也さんもやはり舞台でこその俳優さんですね。発声が全く違うんです。

そして、このタイトルが最後には納得されるんです。

でも、最後の演出が舞台設定に繋がっているのだと、勝手に解釈しているのですが、あれは鋼太郎さんや藤原竜也さんの思いの演出なのでしょうが、あれは反則ですよ。涙が止まりませんでした。

本当に、素晴らしい舞台をありがとうございました。そして、急遽の一日2公演お疲れさまでした。

舞台は、生ならではの緊張感もあり、迫力があり、そして感動があります。是非、皆さんも劇場に足を運んでくださいね。