舞台 ムサシ 感想
主演:藤原竜也 演出:吉田鋼太郎
オリジナル演出:蜷川幸雄
10月5日(火)梅田芸術劇場 シアタードラマシティー
大阪では、レ・ミゼラブルが全公演中止となってしまい久しぶりの観劇です。
蜷川幸雄七回忌追悼公演の「ムサシ」2009年の初演から、世界からも称賛されている舞台でしたのでワクワク感満載で観に行きました。
CAST
藤原竜也 宮本武蔵
溝端淳平 佐々木小次郎
鈴木杏 筆屋乙女
塚本幸男 沢庵宗彰
吉田鋼太郎 柳生宗矩
白石加代子 木屋まい
大石継太 平心
飯田邦博 浅川勘兵衛
井面猛志 只野有膳
齋藤慎平 忠助
作:井上ひさし
井上ひさし先生の戯曲なので、かなり固く難しい作品だろうなと思っていました。
物語は、有名な巌流島の戦いの後から始まります。
真っ赤夕日を背に小次郎の一太刀をかわして渾身の一撃を与えた武蔵・・・・・伝説の決闘から6年後、この舞台はココから始まります。
【見どころ】
藤原竜也さんのかっこ良さと声の出し方、吉田鋼太郎さんのコミカルでお茶目な演技、そして何よりの驚きは溝端淳平さんでした。腹から声が出ており藤原竜也さんと五分で渡り合って演技されています。股裂きになる吉田鋼太郎さんや、小次郎が太刀の使い方を教えるのを武蔵も一緒に教わっていたり、挙句の果てにはダンスになってしまうコミカルなシーンですね。 会場大爆笑
【感 想】
前半は、笑いもはさみながら軽快に物語は進んでいきます。が、・・・・・・後半の木屋まいの過去を話すのが長く少しだらけてしまいましたね。しかし、小次郎の出生の秘密からは持ち直しコミカルな小次郎がすごく良かったですね。
ただ、最後の最後で訳が分からなくなってしまいました。果たしてどちらが本物の姿なのか?これだから戯曲は難しいですね。
作品的には、吉田組でも「終わりよければすべてよし」の方が、ストーリー的には分かりやすく泣けるシーンも多く感動しましたね。