レ・ミゼラブル 感動!
フジテレビ開局60周年特別企画
レ・ミゼラブル
少年時代に不可抗力で殺人を犯した馬場純(吉沢 亮のちのディーン・フジオカ)。それは、母親(冨田康子)が騙されて全財産を巻き上げた男(寺脇 康文)だった。少年刑務所に収監された馬場純(吉沢 亮)だったが、弟の肝臓移植の為脱獄してしまう。しかし、間に合わなかった。
弟の死後、自殺しようとした馬場純(吉沢 亮)を助けた自立支援施設の徳田(奥田 瑛二)に助けられ、同室の渡辺拓海(村上 虹郎)づつ心を開く。そんな時に阪神淡路大震災が起こり、瓦礫に挟まれ身動きが取れなくなった渡辺拓海(村上 虹郎)は、馬場純(吉沢 亮)に自分の人生を託す。そして渡辺拓海として生きる馬場純(ディーン・フジオカ)は、渡辺拓海の夢をかなえ弁護士となった。
男(寺脇 康文)の息子、斎藤涼介(清水 尋也のちの井浦新)は、詐欺まがいの事をしている父も、言いなりにいる母(かたせ 梨乃)にも嫌悪感を抱いていた。震災で死亡した事になっている馬場純は、きっと生きていると信じ刑事となる。
やがて二人は、東京である事件から知合いになる。陰ながら渡辺(ディーン・フジオカ)を支援する佐山梨沙子(香里奈)は、渡辺拓海(村上 虹郎)の恋人だった。梨沙子(香里奈)が営む小料理屋で飲む渡辺(ディーン・フジオカ)と斎藤(井浦新)。だが、渡辺(ディーン・フジオカ)に疑念を抱く斎藤(井浦新)
渡辺(ディーン・フジオカ)が支援していたシングルマザー不破唯(山本美月)は、病気の身体を押して懸命に娘の為に生きるが急性骨髄性白血病で倒れる。娘の梢(子役 浅田芭路のちの清原果耶)を預けていた無認可保育の田辺真澄(長谷川京子)と田辺 元(金子ノブアキ)に多額の借金を背負わされて風俗で働かされていた。それを告発し梢(子役 浅田芭路)を助け出す渡辺(ディーン・フジオカ)は、梢(子役 浅田芭路)を育てる。
斎藤(井浦新)は、渡辺(ディーン・フジオカ)が馬場純であると確信し、捜査を続けるがあと一歩のところで取り逃がしてしまう。
そして、今度は東日本大震災が起こり、依然として行方のつかめない渡辺(ディーン・フジオカ)
そんな東日本大震災の影響で、政治を志す一人の青年・碓氷慎(松下洸平)とつき合い出す梢(清原果耶)。そんな二人の交際を快くおまわない碓氷の祖父で政治家の太一郎(伊武雅刀)と碓氷慎の後援会ボランティアスタッフ田辺瑛里華(福田麻由子)。瑛里華(福田麻由子)は、真澄(長谷川京子)と田辺 元(金子ノブアキ)の娘だったが、犯罪者まがいの両親に忌み嫌い自立していたのだ。
田辺瑛里華(福田麻由子)の軽率な行動から、渡辺(ディーン・フジオカ)の居場所を知った田辺真澄(長谷川京子)と田辺 元(金子ノブアキ)は、金ずるになると思いリンゴ農園まで足を運ぶ。そして、自転車の窃盗を繰り返していた二人は、斎藤(井浦新)らに捕まりそうになるが、逆に斎藤(井浦新)の拳銃で撃ち生き埋めにしようとする。
その場所に行く約束をしていた渡辺(ディーン・フジオカ)は、斎藤(井浦新)を埋めてしまおうする二人を捉えて通報し立ち去る。病院に運ばれた斎藤(井浦新)は一命を取り留める。
リンゴ園に戻った渡辺(ディーン・フジオカ)に、梢(清原果耶)から碓氷慎(松下洸平)が劇症肝炎で倒れたと知らされる。弟にやれなかった自分の肝臓を碓氷慎(松下洸平)に提供する渡辺(ディーン・フジオカ)。特別な血液型のHR-O型の自分はこのために生かされていたのかもしれないと思っていた。
移植が終わり、梢(清原果耶)に置手紙を残し、姿を消した渡辺(ディーン・フジオカ)は、斎藤(井浦新)を呼び出し、馬場純(ディーン・フジオカ)に戻ると言って逮捕される。斎藤(井浦新)は、逮捕せざるを得ないが、心の中では許していたのかもしれない。
と簡単に書いても、凄い登場人物ですよね。やっぱりドラマは演技力のある俳優と女優によって作られているからこそ感動するんですよね。
正当防衛で人を殺してしまったが心優しく強い青年と。恨みで自分の弱さから目を背けて逃げている青年。この二人が、神様のいたずらに翻弄されながら時を重ねて成長し、心の葛藤を見事に演じておられます。ディーン・フジオカさん井浦新さんのお二人の心の闇を出された演技に感動ですね。
そして忘れてはいけないのが、憎たらしい役でしたが長谷川京子さんが、歪んだ大人を見事に演じておられましたよね。最後は、娘からも捨てられる嫌な役でしょうがお見事でした。
福田麻由子さんも、両親を反面教師にして面会の時に親子の縁を切るシーンも泣けましたね。
吉沢 亮さんと村上 虹郎さんの命の絆をつなぐシーンも大感動でしたね。
保育所で虐待に耐える梢(子役 浅田芭路)の姿も涙が止まりませんでしたね。
あっという間に終わったドラマでしたね。新年早々すごく素敵なドラマをありがとうございました。