表彰(1月スタートドラマ 作品編)
優秀作品賞
発表
ドラマは、スリリングな展開や、意表を突かれる展開も面白いのですが、かみしめる度に面白い作品もあります。
【特別賞】 相棒17
グッド・ワイフ
演技に魅了され、ストーリーに驚かされた作品でもあり1月クールのドラマでは断トツの作品だったと思います。ただ単なる弁護士ドラマではなく、検察、家庭、家族の在り方、夫婦、不倫などさまざまな要素を上手に織り込んだ作品でした。大アッパレ!
イノセンス 冤罪弁護士
こちらも主人公は弁護士のドラマです。当初は毎回毎回大がかりな実験をするのに違和感がありましたが、内容的には非常に優れた作品です。必ずしも法廷で勝つだけで終わるのではなく、勝訴しても何故か虚しさも残ったり、人間の深さを掘り下げた作品で奥が深く見ごたえがありました。
タイトルに冤罪弁護士としながらも、川島海荷さんの回は実験によって逆に殺人を立証してしまう事になる意外性も評価される点ですね。弁護士ドラマは、訴訟に勝って終わると言うだけのドラマが多いのですが、その結果勝ったとしても必ずしも幸せになれない現実がそこにはあるという事を知らされました。
フルーツ宅急便
デリバリーヘルス(風俗店)が舞台のドラマで、一一見するとエッチ系のドラマかなと思いきや、内容的には、そこで働く女性たちの人間ドラマを主人公の咲田(濱田岳)の目を通して描く作品でエッチなシーンはおろかキスシーンもありません。
人間とは何ぞや、生きるとは何ぞやを考えさせられるドラマでした。そして、得体のしれないオーナーのミスジ(松尾スズキ)の存在も重みを出していて良かったですね。
相棒17
皆さんご存知長寿ドラマの相棒です。このシリーズでは、今までに考えられなかった事が多く起こりましたよね。
一つ目は相棒シリーズ初の3人体制。杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)、そして特命係に“左遷”された青木(浅利陽介)
二つ目は角田課長(山西惇)と杉下右京(水谷豊)との仲たがい。第四話。
三つ目は内村刑事部長(片桐竜次)が殺人事件の容疑者になる。
四つ目は月本幸子(鈴木杏樹)が杉下右京(水谷豊)に反発する。第19話。そして最終回スペシャルへ
こんなにいろいろな事が起こるとはさすがの杉下右京(水谷豊)さんも思わなかったのではないでしょうか?
視聴率にあぐらをかかずに常に良い作品を作ろうとしている姿勢を表彰します。