1月ドラマ 優秀俳優部門表彰
優秀俳優部門
今回は、アクションも多く唐沢寿明さん、藤原竜也さん、竹内涼真さんも挑戦されていましたし、動と静とが真っ二つに分かれましたね。そんな中で、選考は割りとすんなりと選びました。伝える・伝わるを重点に選ばしていただきました。勿論、若手は成長度も加味しますし、ベテランは新境地にチャレンジに加味を加えて選ばしていただきました。
第三位 間宮祥太朗さん (オー!マイ・ボス!恋は別冊で)
この作品での演技だけでなく最近演技力がすごく上がったように感じます。この作品では、上白石萌音さんに思いを寄せながらも、なかなか自分から素直に態度にも出せずにいる、しかし仕事にはまじめに取り組む現在の男性に多いタイプを演じておられます。
すごく自然体で演じられて若いのに浮ついている感が少なく、仕事に対する姿勢が素晴らしいと思います。少し前までは伊藤健太郎氏と区別がつかない人もいたかもしれませんが、仕事に向き合う姿勢によってこんなにも差が出てしまう。当たり前のことが当たり前に結果として表れます。
第二位 時任三郎さん (監察医 朝顔2)
あのかっこよかった時任三郎さんが、老人性アルツハイマーになってゆく役を演じられていました。ドラマも2クール連続ですごく丁寧に演出されていて、余計に自分自身の情けなさ、切なさが伝わってきました。
病気を受け入れるまでの葛藤、家族に迷惑をかけてしまう情けなさ、症状が自分では把握できない歯がゆさ、そんな自分を心配してくれる娘家族への感謝、そして自分で探し出したかった震災で行方不明の妻の印を諦める断腸の思いをいい顔で演じて伝えてくれました。
第一位 高橋一生さん (天国と地獄)
これは文句なしじゃないでしょうか。綾瀬はるかさんとは真逆で、警察官の綾瀬はるかさんとサイコパスの高橋一生さんと中身が入れ替わってしまう役です。お二人ともなのですが上手いですね。
言葉使いも声のトーンも所作も女性になりきっていて、そちらの世界の方なのかと思うほどでした。それがまた似合うっているんですよね。高橋一生さんにとっても忘れられない役と演技になるのではないでしょうか