大恋愛  泣ける 137

徐々に襲ってくる病魔

不安に襲われる女

恵一(子役 淡路弦之介)の離乳食を作ってくれた水野(木南晴夏)は、寝かしつけてから書斎で真司(ムロ ツヨシ)と打合せをしている。

水野(木南晴夏)は、新聞社から、『もう一度、第一章から』が好評で、半年の延長を要望されている。その結果、部数も伸びるのでと真司(ムロ ツヨシ)に伝えるが、

「それはできないです。連載は子供が生まれたところで終わろうと思っています。もうこれ以上書きたくなくなっちゃって」という真司(ムロ ツヨシ

「えっ、脳みそとアップルパイの続編を書くと決めた時、記憶をなくしていく妻の姿を描くのが小説家としての使命だと仰いましたよね。この作品は、そこが見せ場でしょ」と、説得する水野(木南晴夏)

また、聞いてしまった尚(戸田 恵梨香

真司(ムロ ツヨシ)さんは、
少しずつそして確実に進行してくアルツハイマーに犯されていく尚(戸田 恵梨香)さんの事を書くのが辛くなったんですよね。小説をハッピーエンドで終わらせて奇跡を待ちたいんですよね。小説家としての作品なんかよりも、尚(戸田 恵梨香)さんが大切なんですよね。

水野(木南晴夏)さんは、
真司(ムロ ツヨシ)さんの才能に惚れこみ担当し、誠心誠意作品の為に尽くしているので、作品を中途半端なものにしたくないんですよね。だから、キツク言ってしまったんですよね。かなり尚(戸田 恵梨香)さんのカバーをして、真司(ムロ ツヨシ)さんに仕事に集中できる環境を作ってるんですよね

でないと、「4人で暮らしてるみたいですね」なんて言葉は出てこないですもんね。